リアルタイム定量PCR(プラスミド残存試験)

iPS細胞より抽出したゲノムDNAを鋳型として、各プラスミド上の外来遺伝⼦を増幅する定量PCRを⾏い、iPS細胞に残存するプラスミドの有無を調べます。
プラスミドコピー数は、内在遺伝⼦であるFbx15遺伝⼦5.0x10⁴コピー以上に相当するゲノムDNAに含まれるコピー数として算出します。
本サービスは、iPS細胞を用いた再生医療の研究開発を推進している研究機関・企業を対象にサービスを提供しています。

特⾊

エピソーマルベクター

pCE-hSK, pCE-hUL, pCE-hOCT3/4, pCE-mp53DD, pCXB-EBNA1)を⽤いて樹⽴したiPS細胞に対応

7つのターゲット因⼦

KLF4、SOX2、MYCL1、LIN28A、Trp53DD、OCT3/4、EBNA1を検出可能

  • 検出可能コピー数:10コピー以上

サンプル条件

サンプル DNAもしくは細胞ペレット
DNA量 5 μg
濃度・必要量 50 ng/μL 以上で100 μL 以上 もしくは20 ng/μL 以上で250 μL以上
溶媒 TE、DDW等(事前にお知らせください)
  • サンプルの定量は分光光度計で⾏っております。もし他の種類の機器で測定される場合、測定機器名をお知らせ下さい。

解析結果(例)

媒体 継代数 pCE-hSK pCE-hUL pCE-mp53DD pCE-hOCT3/4 全ての
プラスミドに
搭載
SOX2 KLF4 MYCL1 LIN28A Trp53DD OCT3/4 EBNA1
Sample 1 7 N/D N/D N/D 0.019 N/D N/D N/D
Sample 2 10 N/D N/D N/D N/D N/D N/D N/D
  • N/Dは検出されなかったことを⽰す。
  • ⼀部のサンプルについて数値を記載しているが、いずれも定量限界以下の値であった。
  • 本結果は、分化誘導後の解析結果と併せて総合的に判断すること。

納品物

  • ⽣データ(edsファイル)
  • 解析結果(エクセルファイル)
  • (信頼性保証およびGMP対応の場合)解析報告書

リアルタイム定量PCR(プラスミド残存試験)お申込みの流れ

当財団は、iPS細胞の臨床応用支援のため、iPS細胞を用いて再生医療の研究開発を推進している研究機関・企業を対象に品質評価試験サービスを提供しています。

  1. お客様 お申込み

    下記フォームからお申込みください。

    お申込みフォーム
  2. CiRA_F 内容確認/お⾒積書発⾏

    ご希望に応じて秘密保持契約を締結いたします。

  3. お客様 発注/サンプルのご提出

    各試験ごとに必要検体量をご確認下さい。

  4. CiRA_F 品質評価試験の実施

    品質評価試験を実施いたします。

  5. CiRA_F 試験結果納品

    試験結果を納品いたします。

  6. お客様 受領書の送付

    納品内容をご確認のうえ、ご署名・ご返却をお願いします。

  7. CiRA_F 試験費⽤のご請求

    納品書と請求書を発⾏いたします。