細胞凍結保管・出庫
再生医療用iPS細胞及び、分化細胞をGMPに準拠した施設・液体窒素タンクで保管いたします。
iPS細胞ストック由来のセルバンク、当財団の細胞調製施設(FiT)を利用して作製されたiPS細胞や分化細胞、お客様側で作製したiPS細胞ストック由来の細胞を、FiTの品質保証体制で保管いたします。リスク回避のための分散保管にもご利用ください。
特色
細胞調製施設(FiT)
- 再生医療等安全性確保法・薬機法に基づく製造業の許可
取得済(施設番号:FA5200001、許可番号:26FZ110001) - GMP準拠した製造・品質管理体制
- 個人カードによる入退出管理システムを備えた
高セキュリティ施設 - 廊下を含めた施設内43台の監視カメラによる24時間監視
安全キャビネット室
アイソレーター室
細胞保存室
- グレードC/D管理
(微粒子、温湿度モニタリングなど) - 施設の個人カードとは異なる専用カードによる入退出管理
- 分業体制によるアクセス管理
(品質保証部門担当者のみが入室権限を有し、製造担当者が入出庫する) - 室内の監視カメラによる24時間監視
- 自家発電システムによる停電対応(最⻑24時間)
- 独立した2つの細胞保存室による分散保管可能(別建物)
FiT1細胞保存室
FiT2細胞保存室
液体窒素タンク
- 液体窒素気相保管(-150°C以下保証)
- 庫内温度及び液面の24時間モニタリング
- 温度逸脱時の緊急メール通報システム
- 検体管理システムによる検体情報、保存場所情報、入出庫履歴の管理
- 液体窒素自動供給システム(コールドエバポレーター2基:容量1.4t, 4.9t)
- 液体窒素供給停止後2週間は温度維持可能
細胞保管の費用
保管に関しては、次の表に掲げる費用を頂戴いたします。
項目 | 営利機関・非営利研究機関対象価格(税抜) |
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保管費用 クライオBox小(5x5:25本) | 1箱:30,000 円/年 |
保管費用 クライオBox大(9x9:81本) | 1箱:100,000 円/年 |
出庫費用 | 50,000 円/回 |
入庫費用 | 無料 |
- ※※管理費として請求価格の10%相当額を別途頂戴いたします。
留意事項
保管費用のご請求は年度単位で行います。年度途中に保管開始した場合、当該年度の費用については、下記の通りとなります。
- 4/1〜9/30に保管開始した場合:全額
- 10/1〜12/31に保管開始した場合:半額
- 1/1〜3/31に保管開始した場合:無料
保管開始後のクライオBox間の保管物の移動については、出庫と同じ扱いといたします。
お申込みの流れ
本サービスは、iPS細胞の臨床応用支援を目的としており、iPS細胞を用いて再生医療の研究開発を推進している研究機関・企業を対象に提供しています。
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- お客様 お申込み
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①細胞保管申込書にご記入の上、下記宛先へメールにてお申込みください。
- 秘密保持の不要な範囲の記載で差支えありません。
- 同時期に複数の方から委託の希望をいただいた場合、お申込みの早い方を優先させていただきます。
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- お客様 CiRA_F 保管計画書の作成及び契約の締結
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②保管計画書及び契約書を作成し、締結します。
- 必要に応じて、お客様との打ち合わせを行う場合があります。(Web会議可)
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- CiRA_F 入庫
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③入庫依頼書にご記入の上、下記宛先へメールにてお送りください。
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- お客様 CiRA_F 入庫実施
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④入庫依頼書及び保管計画書に基づいて入庫作業を実施します。
- 入庫を円滑にするため、可能な限り、バイアル単位ではなく、クライオBox単位でご輸送ください。
クライオBoxのご提供も可能です。
- 入庫を円滑にするため、可能な限り、バイアル単位ではなく、クライオBox単位でご輸送ください。
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- CiRA_F 出庫
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⑤出庫のご依頼は、出庫依頼書にご記入の上、下記宛先へメールにてお申込みください。
- 原則として、出庫の3週間前にご依頼をお願いします。
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- CiRA_F 報告書
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⑥年度ごとに保管中の温度記録について報告書を提出します。
- 入庫・出庫のたびに入庫報告書・出庫報告書を作成します。
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- お客様 費用のご請求・お支払い
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⑦年度ごとに保管費用の請求書をお送りします。
- 出庫のご依頼があった場合には出庫ごとに、請求書をお送りします。
期日までにお支払いをお願いします。
- 出庫のご依頼があった場合には出庫ごとに、請求書をお送りします。
メール宛先
京都大学iPS細胞研究財団 企画推進室
promotion-g*cira-foundation.or.jp
お⼿数ですがメール送信の際 * を@に変えてください。